こんにちは、元助産師のなのはママです。
約3年助産師として医療センターで働いた後、
異業種に転職し、昨年秋に助産院で出産しました。
現在は育休中で趣味のお菓子作りを楽しみながら、子育て中の30代です。
今回は、赤ちゃんのお世話の中でも慣れないうちはハードルの高いお風呂について
自分がやっていて気付いたことや助産院で教わったことをまとめます。
赤ちゃんに負担が少ないようにお風呂に入れるには?
実際のお風呂の手順は大体出産された病院で教わると思うので割愛します。
簡単に言うと、生後1か月まではベビーバスを使用して
助産師として働いていたころは毎日のように赤ちゃんを沐浴していましたし、大好きな
業務だったので、いくらブランクがあっても大丈夫でしょ!と思っていました。
しかし、助産院で習った方法は少し違って
こうすることでお湯につかる時間が短くて済むので赤ちゃんへの負担を少なくし、
綺麗にして挙げられるのよ、ということでした。
確かに大人でも、肩まで長時間お湯につかると疲れますよね。
洗い残しが気になったので、最後に掛け湯を追加しましたが、お湯の中で
赤ちゃんを支えるのも短時間で済むので、一人で入れる時も楽でよかったです。
洗い残しが起きやすい部分を要チェック!
赤ちゃんは汗をかきやすい上に、大人以上の速さでどんどん新しい皮膚が
作られるので、それがすぐに垢として溜まってしまいます。
ココは洗い残しに注意!
首や脇など皮膚が接している場所
脚のつけ根や性器周り
脇の下
手首・足首などのくびれている場所
耳の後ろ
頭のてっぺん など
我が家の場合は、特に耳と頭が洗えていなくて、うろこ状に溜まった垢を
見つけてしまったのですが、それ以来しっかり意識して洗うようにしたら
洗い残しもなくなりました。
耳は、耳の後ろのつけ根部分と、耳の穴の周り、ひだの部分などの細かい部分が
耳に水が入らないように注意していたせいか洗えていませんでした。
皮膚がふやけている状態の時にガーゼで優しく拭ってあげると綺麗になります。
頭は、おでこの真ん中の少し上あたりに、赤ちゃんの時期特有の大泉門という
凹んだ部分があります。大泉門が自然に閉じるまではすぐ下に脳があるので、
強く押すのは絶対にダメです。なので、洗う時に自然と避けるか、優しくしか
洗えていなかった為に大泉門のあたりに洗い残しができてしまったようでした。
ちなみに洗い残して垢がたまってしまったからといって、爪などでこすって
はがそうとしたり、一度に落とそうとしてゴシゴシこすってはいけません。
気持ちはわかりますが、しっかりふやかして少しずつ優しく洗って取り除きましょう。
お風呂上りの皮膚はとても傷つきやすいので、肌触りのいい柔らかなガーゼタオルなどで
押さえるように拭いてあげるとよいですね!
お風呂上りのスキンケアも忘れずに
予防接種に行った際に小児科で教えてもらったのですが、最新の研究では
スキンケアをしっかり行うことで食物アレルギーのリスクを減らせるそうです。
個人差はありますが、一般的に生後3か月を境に、赤ちゃんの肌は皮脂が多い状態から
乾燥しやすい状態になります。お風呂から上がったらすぐに、肌の状態にあわせて、
ベビー用の化粧水やローションを使い分けて、全身を保湿してあげましょう。
保湿剤は色々あって迷いますが、某赤ちゃん用品店で売っていた、赤ちゃんの脂に近い
成分が入っているという一番安いものを使っていますが、それでも十分役に立っています。
まとめ
慣れない育児の中でも、お風呂は一番ハードルが高いかもしれません。
慣れているはずの私でも産後腰が痛くて、一人でやるのはちょっとしんどいなと
思いました。できれば、家族の協力を得たいところですが、難しい場合は
助産院でならった時間短縮バージョンでささっとやってみてもいいかもしれませんね。